レッスン01
振り返りテスト
- 問題
- なぜこのレッスンであなたは魅力的になるのですか?
動画テキスト
人間関係が良くなると、なんで魅力がアップするの?って話なんだけど。
僕らって、これを言われたら嫌だな、とか、これ言われたら嬉しい、とか、あるじゃないですか?
で、これって人によって違うんですよ。
だから、Aさんに伝えた言葉、それがAさんがむちゃくちゃ喜んでくれた。
じゃあ、同じ言葉をBさんに言ったら、喜んでくれるの?っていうと、その保証ないですよね。
そう、同じ言葉でもハマる人とハマらない人がいるんですよね。
じゃあ、相手に合わせてコミュニケーション取れたら、相手から見たらですよ、むちゃくちゃしゃべりやすいし、めちゃくちゃ自分のことを理解してくれる人になるじゃないですか?
当然だけど、魅力的ですよね。
で、これがお客様相手の仕事だったら、売上が上がるし
異性にだってモテるだろうし
子育てとか先生とかだったら、子どもたちと良い関係になれるよね。
当然、子どもの力は伸びていくよね。
っていうように、コミュニケーションを改善すると魅力ってアップするんです。
さて
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」って言葉がありますが。
「敵を知り己を知れば百戦殆からず」とよく伝わっていますけども、正しくは「敵」ではないですね、相手です。
これは有名な紀元前5世紀の中国春秋時代に書かれた「孫子」兵法書の1節です。
相手のことを知って、自分のこともわかっていれば百回戦っても百回勝ちますよ、って意味なんですけど。
これね、続きがあるんです。
彼を知らずして、己を知れば、一たび勝ちて、一たび負く。
相手のことが分かってなくても、自分のことわかってたら1勝1敗よ、と。引き分けですよ。
そのあと、まだこう続きがあります。
「彼を知らず、己を知らざれば戦うごとに必ず敗る」
相手のことをわかっていない、自分のこともわかっていない
そしたら、絶対負けるよって言うんです。
これ、むちゃくちゃ真理ですよね。
相手のことがわかっていて、自分のことがわかっていたら絶対勝つよ、と。
で、相手のことわかってなくても、自分がどういう人間がわかっていたら引き分けに持ち込めるんです。
でも、相手のことも自分のこともわかってなかったら、絶対負けるんですね。
で、これって、戦いんじゃないんですよ。
例えば、学校の先生ね、モンスターペアレンツがどどんと乗り込んでくるじゃないですか?
保護者がどんな気持ちで来てて、何に腹を立てていて、どこが落とし所かってことがわかってたら対応できるんですよね。
で、もう一つ重要なのがあって、自分っていうキャラクターが相手にどう映ってるかってすごく重要で、若い先生は若い先生なりの対応の仕方があって、年配の人には年配の対応の仕方があるんですね。
失敗するのは、若い先生がベテランの先生の言った通りにやって失敗するなんてことがよくあるわけですよ。
僕がこの年齢で、怒鳴り込んできたお母さんに「ごめんねー。お母さん。嫌な思いさせちゃったねぇ」なんて言っても、まーなんとかなっちゃうんです。それキャラクターとか性別とか年齢とか、ルックスも含めて、いろんな要素でOKになっちゃうんですね。
それ、間に受けて大学出たての女性の先生で、生徒の信頼がイマイチ獲得できてないと。
じゃあ、その先生が「ごめんねー。お母さん。嫌な思いさせちゃったねぇ」なんて言ったら大炎上っすよ。
理不尽ですよ、世の中は。
そんなことは山ほどある。
若い先生が会議で発言したら一蹴されるのに、ベテランの人が同じ話をしたら、会議で話し合ってもらえるなんてことは、よくある話なんです。
これは子育てだって一緒で、お母さんが注意したら子どもが悪態ついてくる、と。
で、お父さんが同じことを言ったら言うこと聞くんです。
理不尽でしょ?
そう、理不尽なんですよ、人間関係って。
で、その理不尽を乗り越えるためには、相手を知って、自分を知る必要があるんです。
僕は言い方がきついんですね。物事をハッキリ言います。
校長先生に「あんた、バカなの?」って言っちゃう若者でした。
今は反省してますよ。
でも、あの頃は別になんとも思ってなくて。
自分を知っていたら、もう少し言い方を気をつけたかな、と思うんですけどね。
かの有名なアドラー心理学のアドラー博士もですね
「すべての悩みは対人関係の悩みである」って述べていますね。
基本人間の悩みなんて、お金か人間関係ぐらいしかないんですよ。
で、結婚とか恋愛とかパートナーシップ、つまり異性とのコミュニケーション
それから子育て、子どもがどんな子か知って、親もどんな子育てを好むかを知っていれば何に気をつければいいか、わかりますよね。
先生やスポーツの指導も同じね。選手や児童生徒とどう関わればいいの?何に気をつけたらいいの?ってことがわかれば、仕事がむちゃくちゃ楽になりますよね。
そりゃそうよ。
余分な衝突がなくなるんだから。
というわけで「彼を知り己を知れば百戦殆からず」が大事ってのがレッスン1でした。
相手を知りましょう。
で、自分を理解しましょう、と。
その方法はレッスン2でね、お伝えしようと思います。
レッスン2もお楽しみに。