レッスン1 人間関係を整えると利益が上がる?

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レッスン内容の文字起こし

組織の人間関係を整える専門家、株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役 くればやしひろあきです。

『人間関係を整えると、企業の利益が上がる』をテーマにお話をします。
人間関係と利益、一見関係ないことのように見えます。

私たちはこれまで、毎月のキャッシュフローをどうするか、とか、業務をどのように改善するか、といったことにばかり目を向けてきて、人間関係というものをそれほど重視してきませんでした。

でも、実はこの人間関係が、利益に大きく関わってくるんです。
なぜ人間関係を整えることが利益につながるのか

ここに興味深いデータがあります

『人が仕事に行きたくない理由ランキング』

第1位 職場の人間関係
第2位 やりたくない仕事がある
第3位 起きるのが辛い
第4位 仕事が忙しい
第5位 やる気が起きない

しかも1位と2位にの差はダブルスコアなんですね。
人間関係が悪いから仕事に行きたくないんです。

そして、もうひとつのデータが『ストレスに感じる相手ランキング』です。

第1位 職場の上司
第2位 職場の同僚
第3位 配偶者
第4位 親
第5位 友人

夫婦や親よりも、職場なんですね。仕事を辞めるスタッフは「給料が安い」とか「仕事が大変」とか、いろんなことを言いますが、実は「人間関係」が隠れた離職理由です。

そもそも「給料を上げてほしい」「仕事が忙しいから減らしてほしい」いろんな文句を言うけれど、結局そこで働くことが楽しかったら続けるんです。

たとえ長時間労働のブラック企業であっても、みんな仲良くて和気藹々楽しく仕事をしていたら「辛い」とは思いません。

逆に、2-3時間の簡単なパートのお仕事でも、陰口を言われ、にらまれ、何を言っても無視されたら心が病んでしまいます

人が仕事を辞めたい本当の理由は、人間関係なのです。

では、人間関係を整えるとなぜ利益が上がるのか。

これはもう、経営者様には釈迦に説法ですが
利益は売上低く経費です。

「人が辞める」ということは次のスタッフを見つけるコストが必要です
スタッフが見つかったとしても、その人を教育するためのコストが必要です。
人が辞めるということは、お金がかかるんです

また、スタッフが少ない間は、その穴埋めを残されたみんなでやらなければなりません。
当然ですが、負担が増えるわけですから、社員のモチベーションは低下します。

「仕事辞めようかなー」と思っている人は、必ず周りにその話をしているでしょうから、それを聞いた人も「私もどうしようかな?」と思うわけですね。

そういった負の感情は、伝染するのが早いです。
こうやって、全体の生産性が落ちていきます。
生産性が落ちれば、売上に影響します。

ですから、「人が辞める」ということは、経費を増やし、売上を減らしますから、利益にとってはダブルパンチとなります。

キャリアアップのために「仕事を辞める」ならまだしも、「この仕事が嫌で辞める」と言われれば、経営者としてはショックなことですし、その人を育ててきた人や応援してきた人、仲間にとっても心に暗い影を落とすことになります。

最近は、心を病んで休職する方も増えており、それに伴う職場の負担感も増えています。

今日のレッスンは、「人間関係を整えることが企業の利益につながる」というお話をさせていただきました。

もし弊社にご相談がありましたら、無料相談をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

それでは、次回のレッスンもお楽しみに。