レッスン3 リーダーが優しいだけでは、人が辞めない、人が病まない組織は作れません!!

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レッスン内容の文字起こし

今日のテーマは『人が辞めない、人が病まない組織をつくるためには、優しいだけじゃダメ!』という話をします。

厳しくすると、辞めたり病んだりしそう。だから、優しくしなきゃと気を遣い過ぎている経営者さんや上司の皆様はいらっしゃらないでしょうか。
上司が部下に対して優しくしたら、部下は辞めないのか、というと、そうではありません。

昨今、注目されているのが「心理的安全性」という言葉です。
Googleのプロジェクトチームの調査によれば「心理的安全性の高い職場は離職率が低く、生産性が高い」と言われています。

では、「心理的安全性」とは何か。

簡単に表現すると、「上司や同僚の行動や発言に違和感を感じたときに、それおかしくないですか?と誰もが言える職場環境をイメージしてください。
問題提起をしたり、気づいたことをシェアできる心理的な安全性が確保されている職場です。

逆に言えば、経営者や上司に意見しようものなら、叱られたり睨まれたりする、そんな職場は心理的安全性が低いと言えます。そういう職場では人は意見を言わなくなりますから、経験を共有し合ったり、よりよくなるようにブラッシュアップする動きもなくなります。
つまり、成長しない組織になるんですね。

そっかー、じゃあ、部下には優しくして、みんなが意見の言いやすい職場にしなきゃな、と思いがちなんですが、実はそうではない!
というのが、今日の動画セミナーの肝になります。

もうひとつ重要な要素が「仕事の基準」の高さ、なんですね。求められる仕事のクオリティが高いことも重要なんです。

心理的安全性が低く、仕事の基準が高い組織。
「売上をつくれー!」「売上をつくれー!」
と上司に言われながら、相談もできない、意見も聞いてくれない!目標達成できなければ叱られ罵倒される。
まさに、ブラックな職場になります。
厳しいだけだと、成果を出せない人が辞めていくんです。

これ、決して能力が低くて辞めていくのではなく、必要なフォローがあれば離職しなくてすむ人が、フォローがないために辞めていくんです。

逆に心理的安全性は高いけれども、仕事の基準が低い会社。みんな和気藹々、楽しそうにおしゃべりしてばかり。なんとなく、仕事をしている感じだけど、成果は何もない!会議をたくさんやる!夢を語り合う!でも、仕事のクオリティは低い!
こうなると、何が起こるかというと、優秀な社員から辞めていきます。優しいだけでは、やる気のある人から辞めていくんですね。

厳しいだけだと、ついていけない人が辞め、優しいだけだと、優秀な人が辞めていく。

そこで今求められている理想の組織像が、心理的安全性が高く、求められる仕事のクオリティも高い組織なんです。
経営者や上司は優しいだけではダメなんですね。仕事のクオリティは高いものを求める。で、求めたからにはきちんとフォローし、きちんと評価する。

優しさと厳しさの両方が必要だと言えます。高いレベルを求めるからこそ、支援するレベルもあげていく必要があります。

人が辞めない、人が病まない組織づくりのキーワードは、心理的安全性と仕事のクオリティ。
ぜひこの2つを意識してみてください。

弊社では、zoomによる無料相談を行なっています。ぜひ、まずはご相談いただきたいと思っております。

それでは、次回の動画セミナーもお楽しみに。