スタッフが次々辞めていく⁉︎
求人に苦しんだクリニックを劇的に変えた秘密
愛知県内にある老舗の歯科クリニックの副院長の尚子先生から、こんなご相談をいただきました。
「なかなか新しいスタッフの応募がなくて、
大変なんだよね」
聞けば、深刻な人材不足で副院長自ら受付に立って受付業務をされているということでした。
先代であるお父様が亡くなり、2代目として引き継いだのは弟さん。
先代とのやり方の違いに、古参のスタッフが次々と退職していったといいます。
そんなクリニックの雰囲気ですから、新しいスタッフも定着せず、とにかく人手が足りない状況でした。
「どうしたら新しいスタッフが来てくれるかな?」
最初は求人広告の出し方の相談でした。
でも、今のクリニックの状態だと、新しいスタッフが入ってきても、また辞めてしまう可能性が高いことは明らかです。
次々と人が辞め、そのたびに求人広告を打っていたのでは、採用コストと教育コストでクリニック経営を圧迫してしまいます。
そのときふと、彼女が僕に教えてくれた話を思い出しました。
なぜ歯科医が歯磨きの仕方を教え、定期的な歯の清掃を勧めるのか。
「虫歯のできやすい人って、
口の中が虫歯のできやすい環境なんだよね。
だから、食生活とか生活習慣とか
歯磨きの仕方から見直さないと、
虫歯の治療をしてもまた虫歯になるんだよ」
組織運営もまったく同じです。
クリニックがスタッフが辞めやすい状態では、新しいスタッフを採用しても、辞めてしまう可能性が高いのです。
口内の環境を整えるように、組織の雰囲気も整える必要がありました。
尚子先生にご紹介いただき、院長先生とクリニックの現状をお話しました。
そこからは人材分析をしたり、スタッフ研修をしたり、1on1面談をしたり。
3人で力を合わせて、組織改革に取り組みました。
その結果…、
2年間1人の離職者も出すことなく、
順調にスタッフ数も増えて今に至ります。
先日、1人のスタッフが「やりたいことがある」とクリニックを去りました。
彼女は後進のために受付マニュアルを自発的に作り、新しいスタッフへの引き継ぎのために3ヶ月もクリニックに残って後進の指導に当たってくれたといいます。
実は彼女、当初は患者さんの苦情の多いスタッフで、院長先生も頭を悩ませていました。
そんな彼女が去り際までクリニックのことを想い、自発的に行動してくれる姿には、副院長である尚子先生も胸が熱くなったとお話いただきました。
さて、最後に院長先生の言葉をお伝えします。
「医師として、スタッフのことで悩まず
治療に専念できるのは幸せなことだと思います」
もしかしたら今、スタッフのことで悩まれている医師や歯科医師、看護師の方がいらっしゃいましたら、一度話だけでも聞きに来てはいただけないでしょうか。
このセミナーでは、実際に歯科クリニックの先生が取り組み、成果があったことをお伝えします。
「スタッフが次々に辞めていく」と悩んでいた先生が、「スタッフのことで悩まなくなった」とお話になった理由を明らかにします。
日時:2023年2月12日(日)13:40-15:20
会場のオープンは13:20
終了後、ご希望の方には個別にご相談いただけます。
会場:刈谷市産業振興センター 504会議室
(〒448-0027 刈谷市相生町1丁目1番地6)
※お車でお越しの際は隣接の市営相生駐車場をご利用ください。
参加費:3000円
※1クリニックにつき、3名までご参加いただけます。
【ゲストスピーカー】
愛知県知多市の歯科クリニックの副院長
2児の母、旦那さんとの4人家族
【ファシリテーター】
株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役
組織の人間関係を整える専門家としてTikTokで10万人以上にフォローされる
著書に『自走する組織の作り方 統率力不要のリーダー論』(青山ライフ出版)がある