「丁寧な説明」が原因だった!「伝わらない部下」に長い話をやめて、上司への信頼アップを狙おう!

話が長い上司についての4コマ漫画

伝わらない部下に悩まされている方、多いと思うんです。
経営者として、管理職として、人を動かすというのは、なかなか苦労の絶えないお仕事ですよね。


もちろん、こちらの意図を察して動ける優秀なスタッフもいるわけですが。
どうしても伝わらないタイプというのがいるんですよね。
困ったものです。

それで、「伝わらない」と感じたときに僕らはより詳しく、より丁寧に説明を試みるわけですが、これが失敗のもとでしてね。

「伝わらないから丁寧に説明する」

これが定石のように思うわけですが、どうやらこの方法が余計に部下の心を曇らせてしまうようなのです。

結論が先のタイプか、説明が先のタイプか

丁寧な説明を好むタイプがいます。
逆に言うと、丁寧に説明しなければ伝わりませんし、丁寧に説明をしたがるタイプとも言えます。
とにかく1から10まで、全部説明をするし、されたい。

この指示に背景には何があるのか、何のためにこの指示を出すのかを懇切丁寧に説明した上で、「じゃあ、この仕事お願い!」と言われた方が伝わりやすいタイプなんですね。

僕らはスタッフを○タイプ、□タイプ、△タイプと3タイプに分類し、タイプに合わせて伝えるようにアドバイスさせていただいています。
この丁寧な説明を好むタイプを◯タイプと呼んでいます。

この指示に背景には何があるのか、何のためにこの指示を出すのかを懇切丁寧に説明した上で、「じゃあ、この仕事お願い!」と言われた方が伝わりやすいタイプなんですね。

上司が◯タイプで部下も◯タイプの場合、コミュニケーションのすれ違いは起こりにくいです。
むしろ、「長い話」の方がウケが良かったりもします。
だから、厄介なんですね。
気を良くして長い演説を始めてしまうことがあるんですね。

話せば話すほど、□タイプの心は離れていきますし、△タイプは途中から聞いていなかったりします。

□タイプや△タイプからすると「上司の長い話」となり、◯タイプからすると「上司の丁寧な説明」となるわけです。
ですから、同じ話をしていても「伝わる部下」と「伝わらない部下」が混在することになります。

「結論だけ言ってくれ」と思っているのが□タイプであり、上司の言いたいことがなんとなくわかった時点でもう聞いていないのが△タイプなんですね。
驚くことに、3分の2の社員が長い話は聞いていないと考えた方がいいでしょう。

◯タイプには説明をしてから結論、□タイプには結論を言ってから説明。
順序を入れ替えるだけで、ずいぶん伝わり方は変わると思います。


この記事を書いた人

くればやし ひろあき

株式会社ミナクル組織研究所 代表取締役

「自分で考え、自分で行動する人を育てる」をモットーに、16年間公立中学校で3,000人以上の子どもたちや若手教員を指導。当時世界最大の児童生徒数だった上海日本人学校や市内で最も荒れた中学校などで生徒指導のリーダーを務める。
独立後はその経験を生かして講演活動を行う傍ら、セミナーやコンサルティングを通して、企業や学校、チームからご家庭まで、大小さまざまな組織のマネジメントをサポート。
独自のアルゴリズムで人材分析を行う人事支援アプリ『CrewDocks®︎』を開発。
TikTokに「人間関係づくり」をテーマにしたショート動画を配信し、フォロワー数は11万人を超える。